分散台帳を用いた複数組織による機密情報の共同管理および利活用システムの検討

2025年01月15日·
池川航史
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概要
信頼性ある自由なデータ流通が注目されており,高い耐改ざん性と非中央集権的なデータ管理が可能な分散台帳技術の活用が進んでいる.しかし,分散台帳に書き込まれた情報は削除が困難であるため,機密情報を直接書き込むことは避けるべきである.本稿では,プライバシー保護機能を備えた許可型分散台帳基盤Hyperledger Fabricを用いた,複数組織による機密情報の共同管理および利活用を実現するシステムの要件定義を示した.また,提案システムは医療分野における機密情報共有および活用が期待され,その具体的なユースケースとシナリオ例およびその実装を示した.さらに評価を実施し,既存システムと比較して処理遅延があるものの,想定する医療分野におけるユースケースに耐えうる性能を確認した.
タイプ
収録
情報処理学会論文誌デジタルプラクティス(TDP)